Month:2015.09
ノルバスクのメカニズムとその危険因子について

生活習慣病の中で多いのが高血圧ですが、その高血圧を治す治療薬であるのが、ノルバスクやアムロジンといった、カルシウム拮抗薬です。高血圧は血管内の圧力が高くなっている状態で、心筋梗塞や脳卒中などのリスクがあがります。
その血管にかかっている圧力を下げれば、おのずと高血圧を避ける事が出来ます。その事から、ノルバスクなどのカルシウム拮抗薬のメカニズムは、まずは血管そのものを拡張して、血管内の圧力を下げる事です。
カルシウム拮抗薬のメカニズムですが、カルシウムと聞き骨の構成という役割が主に頭に浮かびますが、カルシウムは神経の運動の調整を行ったり、出血を止めたり、血管収縮にも重要な役割を担っています。
心臓や血管が収縮するメカニズムとして、カルシウムが受容体と共に細胞内へ侵入し、血管を収縮させ血圧を高くします。ノルバスクはカルシウムが、その細胞内への侵入を阻害し血管収縮を妨げ、血管を拡張する作用があるのです。このノルバスクは脳や腎臓などの血液循環まで改善する事ができるのです。
しかしそんな万能なカルシウム拮抗薬ですが、中でもノルバスクは安全性が高いとされ、小児から高齢者まで幅広い年代に使用されています。危険因子が少ないという事になります。しかし、服用するにあたって大事な危険因子があります。それはグレープフルーツをジュースで飲んだり、食べたりしてはいけないという事です。これはグレープフルーツに含まれる「フマノクマリン」という成分が、カルシウム拮抗薬を分解代謝される「CYP3A4酵素」を強力に阻害してしまうからです。このフマノクマリンが作用する事により薬の成分が分解されず、大量に身体の中に残ってしまうのです。他の危険因子としては、いよかん、ダイダイ、夏みかん、ポンカンなどが挙げられます。
これらの危険因子を避ければ、副作用が起こる事なく経過するといっても過言ではありません。